動物は引き算しない

2017.10.20【 日々の出来事
桜でんぶ(仮名)に後でお灸してやろうと思ったのに、その日は忘れてしまいました。棒灸は今や体調を維持するのには結構重要なケアとなっておりまして、それを忘れた自分に「あーあ」。

でもね、動物は「~してくれなかった」とは考えないから大丈夫。他者と比べて「あれをしてくれない」「これをしてくれない」と不満に思うのは人間だけです。動物は「してくれた」ことに対して感謝を抱くのみ。足し算の思考です。

もちろん約束したなら守らないとクレーム付きますよ。約束は、相手が人間だろうが動物だろうが、大人だろうが子供だろうが、守らないと。

ただ、それでも、事情があってどうしても守れなかったのであればそれは理解してくれるはず。

人間同士だと、行動に対して引き算して相手を見てしまう事が多いのですが、常に足し算で見てくれる動物を見習いたいものです。そういう思考回路を維持できれば人間関係もずいぶん気持ちよくなるだろうなと思います。

できない者の哀しみが分かるか

2017.10.18【 人生を歩こう
青山俊董さんの本を読み、講演会へ出席する機会に恵まれました。


その中で一番心に響いた言葉。飲み込みが早く賢い少女への危惧として紡いだ言葉。
「どんなに頑張ってもダメな生き方しかできない者の哀しみが分かるか。どんなに頑張っても地べたを這いずるようにしか生きられない人間の哀しみが分かるか」
頭をガツンと殴られたように感じました。そこに「哀しみ」があることに。

そして次の瞬間、私は心の中で叫んでいました。
「そんなもの分かりたくもない!」

それは母への感情であり、兄夫婦への感情でもありました。それ以外の他人に向けた感情ではなく、肉親に向いたものです。

自分がどれだけごう慢なのか認識せずにはいられませんでした。できない事をやるよう求め、それができなければ「なぜやらない」と憤る。理不尽以外の何物でもない。それでも尚、答えはNOなのです。私がどれだけ肉親に期待をしているのか、どれだけ厳しい目で見ているのか、分かると思います。そこに慈悲の心はこれっぽっちもありません。

所詮このレベル、の人間です。それでももがきながら生きていきます。

人生をあきらめない

2017.10.10【 人生を歩こう
このブログを読んでいる方の多くに役立つと思うので紹介します。

友人の上原英子さんはアドラー心理学を学びカナダでアートセラピストとして活動しています。年1回は帰国して日本各地で講座を開催。

その英子さん、お父さんが亡くなりお母さんが亡くなり、一人っ子の彼女は血縁という牢獄から解放されました。これはご本人が公言していることでして、同じ境遇にある人の励みになればと公開してくれている情報です。血の呪縛から解放されると人はこんなに軽やかに飛べるのだ、と今の英子さんを見て感じます。


私は幼い頃から慢性的に罵詈雑言を母から浴びせられていました。

何かで感情的になると、私を標的にして怒鳴り散らす。
それは日常茶飯事で、食卓が墓場のように感じられていました。

私は、読んだり聴いたり話したり書いたりする時に用いる
「言葉というもの」がとても氣になります。

それは子どもの頃から文学好きで本の虫だったからだけでなく、
母からの言葉による虐待の後遺症でもあります。

今でも自分が大切に感じている人から、

「バカ!」
「よくやるよ~」
「何やってんの?」

などの言葉が投げかけられると、心がズキッと痛みます。

後で相手が非礼を詫びてくる時もありますが、
相手の心ない言葉が私の心に起こした衝撃はずっと残ります。

相手が傷つく言葉を言った人は、そのできごとを忘れても、
言われた人は忘れないのです。

ここまでの内容は、私は親から受けた言葉の虐待によって
言葉自体に過敏になり、対人関係でも傷つきやすくなり、
人生が生き難くなったという面が浮き彫りになるだけですが、

違うアングルから見てみると、言葉をフォーカスしてきた
体験から、私は言葉に対する繊細さを発達させました。

そして、そのセンスを活かして、詩・文章書きなど言葉による
芸術的表現を研ぎ澄ませようとしたり、相手に分かりやすく
説明的に話すよう心掛けることができるようになったのです。

それは、私が心理療法家・講師、ライターとしての仕事の
能力を発揮する時に大いに活躍してくれています。

だからといって、母から言葉の暴力を受けてよかった、
そのことに感謝しているということはないけれど、

一見したら辛かった体験を後からどう活かしていくかは、
自分次第なんですね!

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「この絵は私が今まで見た最も印象的なものの中のひとつ。
よく見てあなたの子どものために、あなたの言動を見直して!

子のマインドは傷つきやすく感情は深く影響を受けやすい。
だから、言葉によって子どもの精神を壊さないで!
一度口に出した言葉は元に戻せないのだから」

機能不全家族(子供が子供として安全に暮らせない家庭)で育ったことは私も同じですが、私は少なくとも子供への虐待も自分を否定されて育つこともなく、また別の問題はあったにしろ、彼女の置かれた境遇に比べたらずっとましな状況でした。

しかし今の英子さんからは、そのトラウマから来る歪みを感じません。影響はもちろん残っていますよ。でも、それは経験を経た強みとして吸収されています。苦難を乗り越えたんですね。これってすごいことなんです、この虐待レベルで考えたら。非常に困難な道を、自分の心と向き合い、諦めずに歩んできたことがうかがえます。

人生をあきらめない。自分をあきらめない。
立ち上がれない時はそのままじっとしていればいい。立ち上がる力の戻るその時まで。

嵐の最中で「自分は不当な扱いを受けている」と気付ける子供なんていないと思います。ただ、嫌だ、辛い、ここから逃げたいという思いに突き動かされて行動するのみ。自分の置かれた状況を認識できるのは、ひと段落ついて、過去を振り返った時です。

そしてひと段落つけるためには、肉親と距離を置くことです。精神的な距離を保てないなら物理的に離れればいい。少なくとも肉親や親戚の活動範囲から外れた区域へ出る事です。できるだけ遠くへ。
※遠くにいてもSNSで関わっていたら意味ないよ。

私も海外で暮らそうと2回ほど目論みましたが、その度に強力な引き戻しにあい、振り切ることができませんでした。田舎の血縁地縁の強さは尋常ではありませんから。それでも、肉親の住む地域を離れただけでかなり楽になりました。そして斎藤学さんの「アダルト・チルドレンと家族」という本に出会い、人生を転換させました。



人生をあきらめずに、自分を捨てずに頑張ったら、英子さんみたいになれるんです。今、苦しんでいる人はどうぞ希望を持ってください。